「海外不動産投資でおすすめの国はどこですか?」
「海外不動産投資で狙い目の国はどこですか?」

海外不動産投資でおすすめの国・狙い目の国について丁寧に解説します。

目次

海外不動産投資で選ぶべき国とは?

「何を目的として、海外不動産投資をするのか?」にもよりますが

多くの方の海外不動産投資をはじめる理由としては

大きなキャピタルゲインを狙いたい

という方が多いのではないでしょうか。

人口が減っていく日本の不動産は、都心部以外は、当たり前のように不動産需要は下がっていくことが予想されます。長期的な視野で、資産を増やす有効な選択肢として、海外不動産投資を検討している方が多いです。

とくに国によっては、日本のバブル時代のように不動産価格が急上昇している国が少なくありません。

正しい海外不動産投資の国選びができれば、数年で2倍、3倍というキャピタルゲインも可能になります。

しかし、一方で日本国内の不動産投資よりは、情報が少なく、実体験も少なく、海外不動産投資ならではのリスクもあるため、リスク評価も重要なポイントとなります。

つまり、海外不動産投資で選ぶべき国とは?

キャピタルゲインが大きく狙える国

かつ

リスクがリターンに見合っている国

ということになります。

海外不動産投資で選ぶべき国の条件とは?

1.人口が中長期的に増える国

当然ですが、人口が増えれば増えるほど、住む場所が必要なので住宅需要が増加します。

  • 人口が増加する国 → 不動産価格の上昇が見込める
  • 人口が減少する国 → 不動産価格の下落が見込まれる

という関係が基本的な考え方になります。

「でも、それって本当なの?日本は人口減少なのに、不動産価格上がってない?」

という声もありますが・・・

当然、不動産価格は、人口だけで決まるものではなく、インフレの状況や供給の状況、外国人投資家の状況など、様々な要因で決定するため、人口だけが問題ではありませんが・・・

日本を都道府県別で細かく見てみると

  • 「人口密度」と「住宅地・平均地価」:0.895

出典:国土交通省

と、「人口密度」と「住宅地・平均地価」には、明確な相関関係が存在しているのです。

東京の不動産価格が上昇しているのは、東京だけでみれば人口は増加しているからということでしかないということです。

国の人口が増えれば、首都の人口密度は増加するため、首都の不動産価格は上昇する可能性が高い

ということを意味しています。

海外不動産投資で狙い目なのは

人口が中長期的に増える国

ということになります。

2.GDP成長率の高い国

基本的な考え方としては

GDP(Gross Domestic Product)とは

「国内総生産」のことで、一定期間内に国内で産出された付加価値(サービスや商品などを販売したときの価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値)の総額のこと

を言います。

GDP成長率とは

前期や前年と比較した場合のGDPの伸び率で、「経済成長率」とも呼ばれる経済指標のこと

  • GDP成長率が上昇する → 経済が成長している
  • GDP成長率が低下する → 経済が停滞している

ことを意味します。

経済が成長している国は、不動産価格も上昇します。

つまり、

GDP成長率の高い国は、不動産価格が上昇する可能性が高い

ということを意味します。

各国の2014~2019年の GDP、CPI、住宅価格の成長率または上昇率

出典:三菱UFJ信託銀行

完全な相関関係とは言えませんが、ある程度の相関関係が読み取れます。

海外不動産投資で狙い目なのは

GDP成長率が高い国

ということになります。

3.外国資本が入ってきやすい国

海外の国、企業、投資家のお金が入ってきやすい国の不動産価格は上昇する可能性が高いです。

  • 外国企業が進出する
  • 外国企業の会社が増える
  • 外国企業の社員が増える
  • 外国企業の社員が住む場所が必要になる
  • 外国人投資家が積極的に投資をするようになる
  • 外国人が観光で良く来るようになる
    ・・・

いろいろな要因に伴い、海外からのお金が集まれば、その国ではインフレ傾向が強まり、不動産価格も上昇する仕組みになります。

外国資本が集まりやすい国の特徴は

  • 国が外国資本を集める方針
  • 税金が安い
  • インフラ(都市、鉄道、空港)の開発計画がある
  • 治安が良い
  • ビザが取りやすい
  • 英語圏である
  • 地理的に世界中に行きやすい
  • 米ドルが流通
  • 投資家に対して政府がセーフティーネットを設けている

などが挙げられます。

外国資本が集まっているドバイの場合

  • 税金がほぼない(所得税ゼロ、相続税ゼロ)
  • 治安が良い
  • 都市自体が常に開発中
  • ヨーロッパやイスラム、アフリカなどのハブとなっている
  • 英語が通じる
  • ビザが取りやすい

などのメリットがあるのです。

中国人富裕層の資本が集まっている香港の場合

  • 中国人富裕層が投資しやすい近い立地
  • 中国人富裕層にとっての文化的な親近感
  • 準米ドル資産
  • 英語が通じる

などのメリットがあるのです。※以前はあったという表現が近いです。

海外不動産投資で狙い目なのは

外国資本が集まやすい条件が多い国

ということになります。

4.現時点は地価が安い国

当然ですが、すでに不動産価格が高い国よりは、まだ不動産価格が安い国の方がキャピタルゲインの倍率は高くなります。

今、現在の不動産価格が世界的にみて安い国を見つけることが重要と言えます。

㎡当たりの物件価格ランキング

国名㎡当たりの物件価格
香港¥3,447,623
シンガポール¥2,345,460
イギリス¥2,200,688
フランス¥2,154,564
イスラエル¥2,010,810
台湾¥1,593,953
ルクセンブルク¥1,429,683
スイス¥1,419,935
オーストラリア¥1,411,350
オランダ¥1,320,413
ノルウェー¥1,258,284
スウェーデン¥1,238,787
日本¥1,216,380
デンマーク¥1,180,878
イタリア¥1,168,365
アイルランド¥1,063,896
ニュージーランド¥1,044,690
オーストリア¥926,399
フィンランド¥854,667
ドイツ¥812,618
アメリカ¥804,615
ポルトガル¥768,240
チェコ共和国¥760,529
カナダ¥673,956
ベルギー¥556,538
クロアチア¥550,572
ハンガリー¥547,953
フィリピン¥524,382
エストニア¥506,049
スロベニア¥496,155
スペイン¥467,346
タイ¥444,794
ブラジル¥436,500
ポーランド¥411,329
チリ¥409,292
リトアニア¥407,546
プエルトリコ¥392,850
マルタ¥371,607
メキシコ¥357,639
ギリシャ¥356,475
インド¥353,420
ベトナム¥331,740
ウルグアイ¥322,283
ルーマニア¥304,095
キプロス¥296,093
七面鳥¥284,453
マレーシア¥257,826
アルゼンチン¥253,898
コロンビア¥247,350
南アフリカ¥247,350
ペルー¥235,128
ブルガリア¥228,144
モンテネグロ¥224,070
ジョージア¥213,012
モロッコ¥177,365
ラトビア¥154,812
インドネシア¥146,373
エジプト¥120,911

出典:Global Property Guide

海外不動産投資で狙い目なのは

世界的にみて、まだ不動産価格が安い国

ということになります。

5.カントリーリスクの低い国

最後に重要なのは

カントリーリスクの低い国

を選ぶ必要があります。

カントリーリスクには

  • 政治リスク:革命、政権交代による制度・規制や政策の変更など
  • 経済リスク:急激なインフレ、通貨の急落、国債の債務不履行など
  • 社会情勢リスク:テロ行為、紛争、内乱、経済制裁など
  • 自然災害リスク:地震、台風、洪水など

などがあります。

テロや戦争が起こってしまうと、不動産価格が低下するという以上にゼロになるレベルのリスクがあります。

ロシア・ウクライナ戦争が起こる前は、ウクライナの不動産というのも、投資が集まっていた国でした。しかし、ご存じの通り、戦争が起こり、破壊が行われてしまえば、不動産自体が壊されると同時に、現地通貨も下落し、住む人も家賃を支払えなくなってしまう可能性が高く、価値がほぼなくなってしまう可能性が高いのです。

近年表面化したカントリーリスクの例

  • 2019年:香港 中国本土への容疑者移送を可能とする「逃亡犯条例」改正案への反発による大規模デモ
  • 2021年:トルコ 政治・政情不安によるトルコリラの下落
  • 2021年:ミャンマー 国軍によるクーデター
  • 2022年:ロシア・ウクライナ ロシアのウクライナ侵攻

世界のカントリーリスク評価

カントリーリスク評価アジア・中近東ヨーロッパ北中米南米アフリカオセアニア
A112 シンガポール202 ノルウェー302 カナダ601 オーストラリア
A192 日本203 スウェーデン304 アメリカ合衆国606 ニュージーランド
A204 デンマーク328 ケイマン諸島(英)
A205 英国 *3332 英領バージン諸島
A207 オランダ *4
A208 ベルギー
A209 ルクセンブルク
A210 フランス *2
A211 モナコ
A213 ドイツ
A215 スイス
A219 ジブラルタル
A220 イタリア
A222 フィンランド
A225 オーストリア
A280 リヒテンシュタイン
B103 大韓民国218 スペイン301 グリーンランド(デ)618 ニューカレドニア(仏)
B221 マルタ314 バミューダ島(英)620 グアム(米)
B235 エストニア
B245 チェコ
B246 スロバキア
C105 中華人民共和国201 アイスランド303 サンピエール島・ミクロン島(仏)409 チリ
C106 台湾206 アイルランド317 タークス・カイコス諸島(英)
C108 香港217 ポルトガル *1327 仏領西インド諸島
C113 マレーシア223 ポーランド
C116 ブルネイ236 ラトビア
C129 マカオ237 リトアニア
C137 サウジアラビア242 スロベニア
C138 クウェート
C147 アラブ首長国連邦
D111 タイ212 アンドラ305 メキシコ407 ペルー501 モロッコ619 仏領ポリネシア
D117 フィリピン227 ハンガリー320 トリニダード・トバゴ412 ウルグアイ547 モーリシャス627 北マリアナ諸島(米)
D118 インドネシア231 ルーマニア334 モンセラット(英)555 ボツワナ
D123 インド232 ブルガリア337 アンギラ(英)
D140 カタール241 クロアチア384 セント・マーチン(仏)
D143 イスラエル282 サンマリノ
E110 べトナム228 セルビア306 グアテマラ401 コロンビア551 南アフリカ共和国628 パラオ
E150 アゼルバイジャン311 コスタリカ
E233 キプロス312 パナマ
E315 バハマ
E323 ドミニカ共和国
E383 セント・マーチン(蘭)
F127 バングラデシュ229 アルバニア307 ホンジュラス403 ガイアナ503 アルジェリア607 クック諸島
F141 オマーン230 ギリシャ324 プエルトリコ(米)410 ブラジル510 セネガル609 ニウェ島(ニュージーランド)
F144 ヨルダン244 北マケドニア(旧国名:マケドニア)380 アルバ(蘭)411 パラグアイ516 コートジボワール612 フィジー
F152 ウズベキスタン381 キュラソー(蘭)621 米領サモア
F153 カザフスタン
F234 トルコ
G120 カンボジア243 ボスニア・ヘルツェゴビナ316 ジャマイカ406 エクアドル506 エジプト602 パプアニューギニア
G128 東ティモール248 コソボ335 セントクリストファー・ネービス408 ボリビア518 トーゴ
G131 ネパール336 セントビンセント・グレナディーン諸島519 ベナン
G132 ブータン522 カーボベルデ
G135 バーレーン524 ナイジェリア
G151 アルメニア526 ルワンダ
G157 ジョージア527 カメルーン
G531 ガボン
G535 アンゴラ
G542 ウガンダ
G543 タンザニア
G544 セーシェル
G550 ナミビア
G552 レソト
G556 エスワティニ(旧国名:スワジランド)
H104 北朝鮮224 ロシア308 ベリーズ402 ベネズエラ504 チュニジア610 サモア独立国
H107 モンゴル238 ウクライナ309 エルサルバドル404 スリナム505 リビア611 バヌアツ
H121 ラオス239 ベラルーシ310 ニカラグア413 アルゼンチン507 スーダン613 ソロモン
H122 ミャンマー240 モルドバ319 バルバドス509 モーリタニア614 トンガ
H124 パキスタン247 モンテネグロ321 キューバ511 ガンビア615 キリバス
H125 スリランカ322 ハイチ512 ギニアビサウ624 ツバル
H126 モルディブ329 グレナダ513 ギニア625 マーシャル諸島
H130 アフガニスタン330 セントルシア514 シエラレオネ626 ミクロネシア
H133 イラン331 アンティグア・バーブーダ515 リベリア
H134 イラク333 ドミニカ517 ガーナ
H145 シリア520 マリ
H146 レバノン521 ブルキナファソ
H149 イエメン525 ニジェール
H154 キルギス528 チャド
H155 タジキスタン529 中央アフリカ共和国
H156 トルクメニスタン530 赤道ギニア
H158 西岸・ガザ(パレスチナ自治区)532 コンゴ共和国
H533 コンゴ民主共和国
H534 ブルンジ
H536 サントメ・プリンシペ
H538 エチオピア
H539 ジブチ
H540 ソマリア
H541 ケニア
H545 モザンビーク
H546 マダガスカル
H549 ジンバブエ
H553 マラウイ
H554 ザンビア
H558 コモロ
H559 エリトリア
H560 南スーダン共和国

出典:NEXI

カントリーリスクが低い国ほど、不動産価格が安く、経済成長が見込める国もあるため、カントリーリスクだけで投資先の状況を推し量る必要はありませんが、リターンとリスクのバランスは、しっかり見極める必要があります。

また、前述した経済協力開発機構(OECD)の格付けでも、以前は、ロシアが3で、クリミア編入で4、ウクライナ進行で7と時代によって変動があるため、これがすべてでないことに注意が必要です。、

海外不動産投資おすすめの国・狙い目の国ランキング

1位.エジプト不動産

評価のポイント「人口が中長期的に増える国」

人口

エジプトの人口



エジプトの総人口推移

出典:United Natinons 2022

すでに1億人を超える人口があり、2050年には1.6億人に増加することが予想されています。また、カイロの人口密度は世界1位であり、人口密度の高さから、不動産価格の上昇が見込まれる国とも言えます。

評価のポイント「GDP成長率の高い国」

GDP推移

エジプトのGDP

エジプトのGDPは、直近1年間で12%増という成長率があり、急激に上昇中です。

評価のポイント「外国資本が入ってきやすい国」

エジプトでは「Egypt Vision 2030(エジプト・ビジョン 2030)」という国の方針が掲げられており、その中での目玉施策として「首都移転」が予定されています。

すでに政府機能の4万人は新首都「ニューキャピタル」に移動しており、今後も、新首都を中心に発展が見込まれる状況と言えます。

評価のポイント「現時点は地価が安い国」

地価
  • エジプトは、世界で一番低い地価。調査した58カ国中58位

エジプトは、「世界の不動産投資データ(物件価格・家賃・投資利回り)」で調査した国の中で、もっとも地価が低い国となっています。今後の上昇が見込まれます。

評価のポイント「カントリーリスクの低い国」

カントリーリスク評価
  • G(7番目の低評価)

エジプト不動産でのリスクは、カントリーリスク評価が低めの評価である点です。アフリカは、全体的にカントリーリスク評価が低いのですが、エジプトも低めの設定となっています。

考察

エジプト不動産は、カントリーリスク評価は高めではありますが、首都移転、人口増、GDP増とかなり期待できる要素が多い国と言えます。とくに、不動産価格が世界でかなり安い部類なので、少額の投資からできる点も、海外不動産投資の導入としては、重要なポイントと言えます。高いキャピタルゲインも狙えるおすすめの投資先です。

2位.フィリピン不動産

評価のポイント「人口が中長期的に増える国」

人口

フィリピンの人口



フィリピンの総人口推移

出典:United Natinons 2022

すでに1.1億人を超える人口があり、2050年には1.6億人に増加することが予想されています。また、マニラ首都圏は、東京都同じ大きさでありながら、1,400万人の人口があり、東京よりも人口密度が高い都市となっています。人口密度の高さから、不動産価格の上昇が見込まれる国とも言えます。

評価のポイント「GDP成長率の高い国」

GDP推移

フィリピンのGDP

フィリピンのGDPは、直近5年間で23%増という成長率があります。ただし、直近のGDP成長率は2.3%と、若干停滞気味です。

評価のポイント「外国資本が入ってきやすい国」

フィリピンは、英語圏であることが大きなポイントであり、米国との時差が約12時間あるため、BPO事業などが成長しています。また、政府が世界一のカジノ大国にしたいと考えているため、カジノの数も多く、世界中の観光客を呼び寄せるポテンシャルがある国と言えます。ドゥテルテ大統領の強硬な麻薬撲滅政策にって、マニラはかなり治安の良い都市になっています。さらに、新しい空港、新しい地下鉄、新しいカジノなど、いろいろな都市開発が進められています。

評価のポイント「現時点は地価が安い国」

地価
  • 調査した58カ国中28位

フィリピンは、世界的には平均的な不動産価格の国です。これは、すでにフィリピン不動産はある程度高くなっているということを意味しています。以前に比べて、2倍、3倍と上昇している最中なのです。

評価のポイント「カントリーリスクの低い国」

カントリーリスク評価
  • D(4番目の低評価)

フィリピンは、比較的カントリーリスクは低めの国です。中国とのトラブルを抱える、台風などの天災リスクがあるなどの問題はありますが、戦争やテロなどのリスクは低めで、政治も安定しているメリットがあります。

考察

フィリピン不動産は、人口が増加し、首都のマニラの人口密度も高く、不動産価格も上昇中の国という評価です。ある程度不動産価格は上昇してしまったものの、さらなる上昇も期待できる国と言えます。英語圏で、カントリーリスクも少なく、多くの外国企業が進出し、日本の企業も進出するなど、安定した成長が見込める国です。日本からも行きやすいメリットもあります。

3位.ドバイ不動産(アラブ首長国連邦)

評価のポイント「人口が中長期的に増える国」

人口

アラブ首長国連邦(UAE)の人口



ドバイ(アラブ首長国連邦)の総人口推移

出典:United Natinons 2022

ドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)の都市名です。UAEの政府が計画的に開発した都市であり、人口は350万人ですが、多くの海外資本の流入に伴い、インドやイスラム圏の出稼ぎ労働者がどんどん流入しており、2050年には、倍の700万人になることが予想されています。

評価のポイント「GDP成長率の高い国」

GDP推移

ドバイ(アラブ首長国連邦)のGDP

ドバイのGDPは、直近5年間で30%増という成長率があります。直近のGDP成長率は22.3%と高いのですが、観光や移住に特化しているため、GDP成長率がブレやすいデメリットがあります。

評価のポイント「外国資本が入ってきやすい国」

ドバイは、税金がほぼ無税なのが最大のポイントと言えます。所得税ゼロ、相続税ゼロですから、世界中の富裕層がドバイへ移住して、税金対策をしているのが現状です。また、ほとんどのエリアで英語が通じて、通貨も、ドルベック制(米ドル連動)なので、為替リスクがなく投資できるのも、外国人投資家に好まれている理由です。地理的にも、ヨーロッパやアフリカ、アジアに行きやすい中間地点にあるため、ハブになる点も魅力となっています。

評価のポイント「現時点は地価が安い国」

地価
  • ドバイのマンション価格は、東京のマンション価格の8割程度

ドバイは、すでに不動産価格は高めの国になっています。平均的に都心部のマンション価格は、東京のマンション価格の8割程度です。10億超の物件も多い反面、全体的にみると東京よりは安いので、ロンドンや香港、ニューヨークと比較すれば、まだまだ価格上昇の余地はある国と言えます。

評価のポイント「カントリーリスクの低い国」

カントリーリスク評価
  • C(3番目の低評価)

ドバイは、日本よりも治安の良い国になっています。ガードマンがそこら中にいますし、ホテル以外ではイスラム教のため、飲酒もできません。当然、トラブルも少ないのです。また、政治的にも安定しており、カントリーリスクがかなり低い国として、有望な投資先となっています。

考察

ドバイ不動産の魅力は「税金がない点」「世界中の富裕層が集まっている点」です。また、過去にドバイショックという世界的な株価低下の原因になったとしても、しっかり復活して、今のドバイを作りあげたところに、投資家からの信頼感もあります。まだまだ成長の余地はあるものの、すでにある程度の不動産価格になってしまっている点がデメリットと言えます。

4位.ウズベキスタン不動産

評価のポイント「人口が中長期的に増える国」

人口

ウズベキスタンの人口



ウズベキスタンの総人口推移

出典:United Natinons 2022

ウズベキスタンは、人口3,600万人の国です。2050年には、4,500万人への人口増加が見込まれています。

評価のポイント「GDP成長率の高い国」

GDP推移

ウズベキスタンのGDP

ウズベキスタンのGDPは、まだまだ低いもことと、ロシアとウクライナの戦争で一時的に大きく下がったものの、中長期でみると急激に上昇しています。

評価のポイント「外国資本が入ってきやすい国」

ウズベキスタンは、大統領が自由化・民主化を推し進めている最中の国です。為替自由化、国有企業の民営化、投資に関わる税金や送金の整備など、外国資本を集めるための施策を徹底的に展開している最中です。「外国人、外国企業が投資しやすい国になりつつある」という評価です。

評価のポイント「現時点は地価が安い国」

地価
  • ウズベキスタンは、東京の不動産価格の半額程度

ウズベキスタンは、比較的物件価格は安く購入できる国です。都市中心部から若干離れれば、タシュケントでも、100㎡で2,000万円から購入が可能となっています。

評価のポイント「カントリーリスクの低い国」

カントリーリスク評価
  • F(6番目の低評価)

ウズベキスタンは、中央アジアの中では、かなり治安の良い国となります。ウズベキスタン自体の治安は良いのですが、周辺国の紛争などは多いため、注意が必要です。紛争に巻き込まれる可能性は低いものの、周辺国が紛争が激しくなると、不動産価格にも影響はでてきます。

考察

ウズベキスタン不動産の魅力は「今後の投資ポテンシャルの高い国」という点です。大統領が、外国資本の流入に対して、積極的に規制緩和、デジタル化、透明性の確保、最先端の都市の開発を推し進めていて、すでに世界中の国が進出している国でもあります。今後の、発展が見込める国として、海外不動産投資でも魅力的な選択肢となります。

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