先に結論

Wiseの入金は、先に自分の残高へお金を入れておく操作ではありません。ホーム画面の「送金する」から手続きを作ると、その支払いステップにWiseの振込先口座と参照番号が表示されます。そこへ自分の銀行から振り込みます。

日本から送金の支払いに使えるのは銀行振込とデビットカードです。銀行振込はWise公式が「送金資金を入金する最も安価な方法」と書いており、ほとんどが2営業日以内に届きます。

残高への「チャージ」は別の操作です。海外へ送るだけなら使いません。限度額も別で、外部入金による送金は最大1億5,000万円相当、チャージは1回あたり最大100万円です。

入金方法は「送金を作ってから選ぶ」

順番を取り違えると操作が進みません。Wiseヘルプセンターの「銀行振込での入金方法について」は、次の順で説明しています。

1

Wiseで送金手続きをする

送金額を選び、受取人の銀行口座情報を入力します。この時点ではまだお金を動かしていません。

2

支払いステップで「銀行振込」を選ぶ

Wiseの口座情報と、その手続き専用の参照番号が表示されます。参照番号は通常「P」で始まります。ここをメモします。

3

自分の銀行からWiseへ支払う

Wiseの画面を閉じ、インターネットバンキング、電話、銀行支店の窓口、ATMのキャッシュカード(日本円のみ)のいずれかで振り込みます。

4

確認を待つ

資金がWiseに到着するとメールが届きます。ほとんどの銀行振込は2営業日以内に届き、その後Wiseが両替して受取人へ送ります。

Wiseヘルプセンターの画面。銀行振込での入金方法についてという見出しと、送金手続きの作成から確認待ちまでの4段階の説明が並んでいる
出典:Wiseヘルプセンター「銀行振込での入金方法について」(2026年9月28日に表示を確認)。

日本から使えるのは銀行振込とデビットカード

選べる支払い方法は、最終的には送金画面に表示されたものだけです。そのうえで、日本向けの案内に書かれている条件を整理すると次のようになります。

支払い方法 Wise公式の記載 条件・注意
銀行振込 最も安価な方法 インターネットバンキング、電話、銀行支店の窓口、ATM(日本円のみ)。ほとんどが2営業日以内に到着
デビットカード 利用できる Visa、Mastercard、一部のMaestro。16桁のカード番号、有効期限、3Dセキュアが有効であること、CVC/CVVが必要
クレジットカード 海外送金への入金には使えない Wiseの日本向け案内に明記。カード全般の案内では、クレジットカードや法人カードは処理費用が高く割高になるとも書かれている
American Express・Discover 利用できない カードでの入金方法のページに明記
Wiseデビットカード 自分の送金の支払いには使えない 代わりにWiseアカウントから送金するよう案内されている

カードは名義の条件も厳しく、本人または法人の名義でないカード、個人用カードで事業目的の送金を支払う場合は受け付けられません。さらに、一部の国・地域で発行されたカードは使えないと明示されており、アフガニスタン、アルゼンチン、ベラルーシ、中国、キューバ、イラン、イラク、レバノン、ナイジェリア、ロシア、シリアなどが挙げられています。海外在住で現地発行のカードを使うつもりの人は、先にここを確認しておくと無駄がありません。

Wiseヘルプセンターの画面。カードでの入金方法についてという見出しと、カードの利用条件や受け付けられないケースの一覧が表示されている
出典:Wiseヘルプセンター「カードでの入金方法について」(2026年9月28日に表示を確認)。

「チャージ」と「送金の支払い」は別の操作

検索でいちばん混ざるのがこの2つです。どちらもWiseにお金を入れる操作に見えますが、始める場所も、お金の行き先も違います。

比べる点 送金の支払い チャージ
始める場所 ホーム画面の「送金する」 ホーム画面の「資金をチャージする」
受取人 先に指定する この時点では決まっていない
お金の行き先 受取人の口座 自分のWise残高
使う場面 海外へ送る 残高を持っておく、Wiseカードで使う
日本居住者の1回の上限 最大1億5,000万円相当 最大100万円

海外へ送るだけなら、チャージは必要ありません。むしろ100万円を超える送金では、残高を入金方法に選ぶとエラーになります。Wiseはこの点を高額送金のページで明記しています。

限度額は経路ごとに違う

「Wiseは一律で1回100万円まで」という説明を見かけますが、正確ではありません。Wiseは日本の住所で登録している利用者向けに、取引の種類ごとの限度額を表で公開しています。

Wiseヘルプセンターの画面。日本にお住まいのお客様の高額送金についてという見出しと、送金方法ごとの限度額を並べた表が表示されている
出典:Wiseヘルプセンター「日本にお住まいのお客様の高額送金について」(2026年9月28日に表示を確認)。
取引の種類 限度額
銀行振込、カード、その他の決済方法による外部への送金 最大1億5,000万円(または相当額)
アカウント内での通貨の保有 全通貨の合計で100万円(初期設定)。2,000万円まで引き上げ可能
Wiseアカウントへのチャージ 1回あたり最大100万円
Wiseアカウントからの出金 1回あたり最大100万円相当

1億5,000万円という枠は第一種資金移動業の認可に基づく送金機能にだけ適用されるもので、残高を使った送金には及びません。海外に住んでいる人にはこの保有・送金の限度額は適用されないとも書かれています。固定額を前提にして送金を細かく分けるより、実際の送金画面に出る上限を見るほうが確実です。

「入金方法」の欄に「変更する」が出ないときは、ホーム画面上部の「送金する」から始めていない可能性があります。Wiseは、残高画面の「チャージする」や「送金する」から始めた場合は規制上の制限で入金方法を変更できないと説明しています。

止まる原因は名義・参照番号・金額の3つ

入金が反映されないという相談の大半は、この3点のどれかです。Wiseヘルプの「重要な注意事項」も同じ3つを挙げています。

図:銀行振込でそろえる3点

名義の一致

振込元の銀行口座名義が、Wiseアカウントの名義と一致していること。代理権があっても他の人の口座からの入金は受け付けられません

参照番号

通常「P」で始まる番号。これが入金と送金手続きを紐づけます。指示された欄に指示どおり入力します

金額の一致

指定された金額を正確に振り込みます。多すぎても少なすぎても送金が遅れる可能性があります

振込先を過去の送金から使い回さないでください。口座情報は送金ごとに表示されます。メールに書かれた「変更後の口座」へ送るのではなく、Wiseアプリまたは公式サイトへ直接ログインして照合します。フィッシングはこの隙を狙います。

なお、日本のATMから振り込むとき、画面に「Wise Payments Japan Bank(ワイズ・ペイメンツ・ジャパン銀行)」「Wise Paymen Bank(ワイズ・ペイメン銀行)」のように銀行を名乗る表示が出ることがあります。Wiseはこれを一部のATMで発生する既知の技術的な不具合と説明し、自社は銀行ではなく資金移動業者としてライセンスを保有していると明記しています。表示に驚いて振込をやめる必要はありません。

反映されないときに見る順番

目安の日数を過ぎても入金が反映されない場合、同じ金額を再送しないでください。二重入金になると回収に時間がかかります。先に次の順で確認します。

1

振込先を確認する

その送金手続きの画面に表示された口座へ送ったか。過去の送金の口座情報を使い回していないか。

2

名義を確認する

入金元の銀行口座名義と、Wiseの登録名義が一致しているか。家族名義の口座から振り込んでいないか。

3

参照番号と金額を確認する

参照番号を指示どおり入力したか。指定金額と実際の振込額が一致しているか。

4

銀行側と通知を確認する

銀行で振込が完了しているか。土日祝日や営業時間をまたいでいないか。Wiseから追加情報や本人確認の依頼が届いていないか。

それでも解決しない場合は、該当する送金手続きの画面からサポートへ問い合わせ、振込明細、送金日時、金額、入金元名義を伝えます。

高額送金では資金源の資料を求められる

日本の利用者がWiseで送金、チャージ、受け取りを行うには本人確認と住所確認が必要です。使える書類は国籍、在留資格、登録住所、利用する機能によって変わることがあります。Wiseプロフィールと異なる住所・氏名の書類は使わず、画面が求める最新の書類を用意します。

本人確認が済んでいても、金額が大きい送金では資金源を示す追加資料を求められることがあります。Wiseは、書類に氏名、送金額に対応する金額、資金を受け取った日付などが必要になる場合があると案内しています。海外不動産の購入代金のように金額が大きい支払いでは、送金先名義、請求書、売買契約、資金源の資料を一致させておくことが前提になります。

送金そのものにかかる費用の内訳は海外送金の手数料は何にいくらかかる?5つの費用の内訳と、銀行・Wiseで変わるところに、着金までの日数は海外送金は何日かかる?銀行が公表している日数と、決済日から逆算する組み立て方にまとめています。銀行の窓口経由と比べたい場合はゆうちょ銀行の海外送金は窓口で頼めない。Web専用「ゆうちょの国際送金」の料金3,000円と限度額を公式ページで確認も参考になります。

残高から自分の銀行口座へ戻すときの手順

Wiseに入れた資金を自分の銀行口座へ戻す操作は、ヘルプセンターでは「ご自身のアカウント間での資金移動や、出金と同様の手順」と説明されています。専用の出金メニューがあるのではなく、受取人を自分にした送金として作ります。

1

通貨を選ぶ

ホームから送金したい通貨をタップします。残高を複数の通貨で持っている場合、どの通貨から出すかをここで決めます。

2

送金をタップする

「送金」を選びます。入金のときと同じ入口で、方向だけが変わります。

3

受取人に自分を指定する

送金先の銀行口座を選ぶか、「受取人を追加」から「銀行口座情報」「自分」の順に選びます。ここで自分を選ばないと、第三者宛ての送金として扱われます。

4

金額を入れて確定する

金額を入力し、案内に従って確定します。残高を超える金額は送れません。

足りないときの選択肢もヘルプに書かれています。先にWiseアカウントへ資金を追加するか、Wiseアカウントの資金を使わず外部の銀行口座から直接送るかの2つです。残高の不足を理由に送金が途中で止まるわけではありません。

出す通貨と受け取る通貨 為替レート 手数料
同一通貨(例:JPY残高から日本円の口座へ) 両替不要 通常は無料
異なる通貨(例:USD残高から日本円の口座へ) ミッドマーケットレート 両替に少額の手数料がかかる

同一通貨なら通常は無料という点が、銀行の出金とは大きく違うところです。外貨で受け取った資金をそのまま外貨で置いておき、円が必要になった分だけ両替して出す、という使い方ができます。海外送金の手数料は何にいくらかかる?で整理した5つの費用のうち、ここで効いてくるのは両替の部分だけです。

日本国内の口座へ日本円を送るときに要る情報

日本円を日本の銀行口座へ送る場合、国内送金として扱う経路と、SWIFTを使う経路の2つがあります。ヘルプセンターは、必要な受取人情報を経路ごとに分けて示しています。

経路 必要な受取人情報
国内送金 正式な振込用の銀行口座名義(通常はカタカナ。預金通帳の最初の中ページの名義と一致している必要がある)/口座番号(通常7桁の数字)/口座種別(普通・貯蓄・当座)/銀行名および支店名、または銀行・支店コード
SWIFT送金 銀行口座名義(ラテン文字)/SWIFT・BICコード/口座番号

100万円以下の送金は、SWIFTの情報では取り扱えないとヘルプに明記されています。少額のときは必ず国内の振込用口座情報を使ってください。Wiseは、国内振込のほうがSWIFT送金より迅速かつ安価に完了するとしています。

口座名義の表記は通帳の見開き前の名義と一致している必要があり、ここが合わないと止まります。入金のときに名義で止まるのと同じ理屈が、受け取る側にも当たります。

日本国内の住所で登録している場合の送金限度額

Wiseアカウントから送る

最大100万円。残高から直接出す経路はこちらに当たります。

Wise以外の入金方法で送る

ホーム画面の「送金する」から銀行振込やカードで支払う場合は最大1億5,000万円。

日本国外の住所で登録している場合

経路にかかわらず、日本国内の受取人には最大1億5,000万円。

着金までの時間は、入金確認と両替が完了したあと通常1営業日と案内されています。両替そのものには最大2営業日かかることがあります。SWIFTで送る場合はこれより時間がかかり、コルレス銀行から処理手数料が差し引かれることがあります。

海外から日本へ受け取るときの2つの経路

受け取りには、送金人がWiseを使ってあなたの日本の銀行口座へ送る方法と、あなたがWiseで対応通貨の口座情報を取得してその情報へ送ってもらう方法があります。

方法 用意するもの 向いている場面
日本の銀行口座で受け取る 口座名義、銀行名、支店、口座種別、口座番号を送金人へ伝える 受取人がWiseアカウントを持っていない場合
Wiseの口座情報で受け取る Wiseで対応通貨を追加し、口座情報を取得する 海外の勤務先や取引先から繰り返し受け取る場合。外貨のまま保有できる

口座情報の取得は、利用資格と要件を満たした場合に限られます。利用できる通貨、国内送金扱いになるかSWIFT扱いになるか、受取手数料、取得の条件は通貨と居住地で変わります。日本の銀行口座で受け取る場合は、銀行側でも手数料が引かれます。その実額は海外からの送金を日本の口座で受け取る方法|被仕向送金の手数料と2026年12月の改定にまとめました。

アカウントをまだ持っていない場合の手順は海外送金方法「Wise(ワイズ)」の口座開設手順、残高を日常の支払いに使うカードについてはWise(ワイズ)のデビットカードとは?使い方・メリットで扱っています。

よくある質問

先に残高へ入金しておく必要はありますか

海外へ送るだけなら必要ありません。ホーム画面の「送金する」から手続きを作り、支払いステップで表示された口座へ振り込みます。残高を持ちたい場合だけ「資金をチャージする」を使います。

クレジットカードで支払えますか

海外送金のためのWiseへの入金にクレジットカードは使用できないと、日本向けの案内に書かれています。カード全般の案内でも、クレジットカードや法人カードでの支払いは処理費用が高いため割高になるとされています。

家族の口座から振り込んでもよいですか

受け付けられません。Wiseは「代理権がある場合でも、他の方の口座からの入金は受け付けられません」と明記しています。振込元の口座名義とWiseアカウントの名義を一致させてください。

1回100万円までしか送れないのですか

経路によります。日本の住所で登録している場合、銀行振込やカードなど外部入金による送金は最大1億5,000万円(または相当額)、Wiseアカウントへのチャージとアカウントからの出金は1回あたり最大100万円です。残高から直接送る場合は100万円の枠が当たります。

Wiseから自分の銀行口座へ戻すのに手数料はかかりますか

同一通貨で出す場合は通常無料とヘルプに書かれています。別の通貨へ両替して出す場合は、ミッドマーケットレートでの両替に少額の手数料がかかります。

Wiseで日本国内の送金はできますか

できます。ヘルプは「国内送金またはSWIFTを利用した海外送金により、日本国内の銀行口座へ日本円を送金できます」としています。100万円以下はSWIFTの情報では扱えないため、国内の振込用口座情報を使います。

反映まで何日かかりますか

ほとんどの銀行振込は2営業日以内にWiseへ届くとされています。届いた時点でメールが来て、その後にWiseが両替して受取人へ送ります。目安を過ぎても反映されないときは、同じ金額を再送せずサポートへ問い合わせてください。

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