「マレーシア不動産投資でジョホールバルに興味があるのですが、どういうエリアでしょうか?」

ジョホールバルとは

ジョホールバル(Johor Bahru、ジョホール・バール、ジョホール・バル)は、マレーシアのに存在する都市の一つです。マレーシア・ジョホール州の州都で、クアラルンプールに次いで2番目に大きい都市となっています。

ジョホール海峡を挟んだ対岸にシンガポールがあり、シンガポールに働きに行くジョホールバルに住む方も多く、多くの方がシンガポールとジョホールバルを行き来しています。

地元の人も「マングリッシュ(マレーシアなまりの英語)」ではなく、「シングリッシュ(シンガポール訛りの英語)」を話し、シンガポールのラジオが良く聞こえて、シンガポールドルでの支払が可能な店舗もあるなど、シンガポールに染まった都市と言っていいでしょう。

ジョホールバルは、シンガポールとマレーシアの間のマレーシア側の2つの国境検問所の1つとして機能し、世界で最も混雑する国境検問所と言われています。

民族としては、マレー人、中国人、インド人の3つの主要な民族とその他のブミプトラ(先住民)で構成されています。

ジョホールバルは、ジョホール州の主要な商業中心地であり、インドネシア、マレーシア、シンガポールの成長三角地帯に位置しています。第三次産業が経済を支配しており、多くの外国人観光客がこの都市を訪れます。

産業としては、金融サービス、商業、小売、芸術、文化、ホスピタリティ、都市観光、プラスチック製造、電気、電子、食品加工などが主になっています。

毎日、約3,000台の物流トラックがジョホールバルとシンガポールの間を行き来し、貿易活動のために両国間で商品を配送しています。シンガポール在住者の多くは週末に頻繁にシンガポールを訪れます。彼らの中には都会に住むことを選んだ人もいます。市の住民の多くはシンガポールで働いています。

主要なショッピング地区は市内にあり、郊外には大きなショッピングモールが多数あります。ジョホールバルは、東部地域計画住宅機構や世界イスラム経済フォーラムなど、数多くの会議、議会、見本市が開催される場所でもあります。日本人であれば、FIFAワールドカップ本戦初出場を決めたジョホールバルの歓喜の地として、知っている方もいるかもしれません。

ジョホールバルのマップ

ジョホールバル不動産データ。販売価格・家賃・賃貸利回り

2024年4月時点

不動産価格

  • 中央値:RM 488,000
  • 幅:RM 350,000 ~ RM 659,000
  • 前年対比:9.22%上昇

平方フィートあたりの不動産価格(不動産価格/sqft)

  • 中央値:RM 335.48
  • 幅:RM 265.05 ~ RM 414.98
  • 前年対比:3.17%上昇

出典:Property Genie

ジョホールバルの注目の都市計画

高速鉄道「RTS」

ジョホールバル・シンガポール高速鉄道「RTS」は、マレーシア第2の都市ジョホールバルとシンガポールのウッドランズをジョホール海峡を越えて接続する国際越境高速輸送システム(高速鉄道)です。

この駅は、2つの駅で構成され、マレーシア側の終点はブキット チャガー駅、シンガポール側の終点はウッドランズ ノース駅で、シンガポールのトムソン – イースト コーストMRT線とも乗り換えられます。

2011年6月、シンガポールはマレーシアに対し、提案されている国境を越える鉄道をトムソン・イーストコースト線の最北端の駅であるウッドランズ・ノースに接続することを提案しました。

紆余曲折ありながら、2018年1月16日、シンガポールとマレーシアは、メンテナンス施設、オペレーター、税関施設など、プロジェクトの特定の側面を最終決定するプロジェクトに関する二国間協定に署名しています。

コロナで一時、開発が停止されていたが、2020年7月21日、マレーシアのウィー・カ・シオン運輸大臣は、建設は2021年1月に開始され、2026年の完成を目指すと述べて、再開する形になっています。

プロジェクトの建設は、2020年11月22日にマレーシア側で開始され、シンガポール側でも2021年1月22日に建設が開始されました。2024年1月11日、双方の進展が65%以上に達したと報告されています。

ジョホールバル不動産投資としての見解

ジョホールバルは、シンガポールの不動産価格が高騰する中で、注目されているエリアとなります。マレーシアであり、シンガポールとは国が違うのですが、ほぼ機能としては「ベッドタウン」であり、シンガポールで働きたいけど、家賃が高くて住めない方が住むエリアとなっています。

シンガポールは、不動産が高騰しきっており、ディベロッパーも開発の余地がなく、ジョホールバルに目を付けた形になります。

マレーシアでは、ジョホールバルは、クアラルンプールに次ぐ都市であり、商業も盛んで、ほとんどの市民がシンガポールで働いているなど、急速に発展している都市でもあります。

シンガポールとジョホールバルを通る国境は、過剰な渋滞で悩まされているのですが、2026年に開通予定のジョホールバル・シンガポール高速鉄道「RTS」が完成すれば、かなり緩和されると期待されています。鉄道ができれば、シンガポールからジョホールバルに来る方も増えるため、今後の不動産価格の上昇が期待できるエリアと言えます。

クアラルンプールよりも、キャピタルゲインを狙える都市と言えます。

ジョホールバルのおすすめ不動産

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