「ドバイにブルジュ・ハリファよりも高いタワーが建つって本当ですか?」
ドバイの不動産投資で注目のプロジェクトである「Dubai Creek Tower(ドバイ・クリークタワー)」について解説します。
「Dubai Creek Tower(ドバイ・クリークタワー)」とは?
ドバイで最も高いタワーは
ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)
829.8m(2,722 フィート)
- 世界で最も高い建造物および建物として、世界中の観光客を集めているタワー
- 建設は2004年に始まり、外装は5年後の2009年に完成
- 立地は「ダウンタウン・ドバイ」
- ゼネコンは政府系のディベロッパー「Emaar Properties(エマール プロパティーズ)」
です。
「Emaar Properties(エマール プロパティーズ)」が建設したタワーで「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」はダウンタウン・ドバイは、ドバイの中心部として、コンドミニアム、モール、ホテル、オフィスという周辺開発を伴い、成功したと言えます。
ダウンタウン・ドバイは、もうすでに開発が完了しており、開発の余地が残っていません。
当然、「Emaar Properties」としては、さらに高いタワーを建設して、その周辺を開発し、第二のダウンタウン・ドバイにしよう、という計画が立ち上がることとなったのです。
ドバイ・クリークタワー(Dubai Creek Tower)
1,300m(4,300フィート)※計画
- 建設開始は、2016年10月
- 完成時期は2021年、オープンが2025年と予想されていたが、コロナの影響で建設中止、完成予定は未定
「Dubai Creek Tower(ドバイ・クリークタワー)」の現状
- 2020年4月4日:タワーとその周辺地域の開発業者である「Emaar Properties(エマール プロパティーズ)」は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックのため、建設を一時的に中止しました。
- 2020年12月7日:政府が工事の再開を許可するまで無期限の建設中止が宣言されました。
- 2023年8月:「Emaar Properties(エマール プロパティーズ)」の創設者モハメド・アラバー氏は、ドバイ・クリーク・タワーがその建築コンセプトを強化するための再設計プロセスを受けていることを認めた。
となっています。
「Emaar Properties」は、すでにドバイ・クリークタワーの周辺に複数のタワマンを開発、計画して販売をしています。そのため、その象徴的なタワーの建設を、是が非でも実現したいと考えているのではないでしょうか。
クリークタワーが建てられる6平方キロメートルの巨大なドバイ クリーク ハーバー開発は、ドバイのダウンタウンのほぼ 2 倍の広さです。
この地区は7,850万平方フィートの居住空間があり、3 本の橋で本土と接続されます。完成すれば20万人が収容できる見込みです。
「Emaar Properties」は、包括的な入札プロセスを経て慎重に選ばれた著名な国際企業と協力して、ドバイ・クリーク・タワーを再考しはじめました。今後7~8カ月かけてタワーの新たなコンセプトが具体化され、1年以内に開始される予定です。
まとめ
Dubai Creek Tower(ドバイ・クリークタワー)は、「Emaar Properties」によって完成される可能性は高いものと考えられます。すでに多くの投資家にクリークタワー予定地の周辺の物件を販売していることからも、引くわけにはいかないプロジェクトと言えます。
ただし、完成予定は未定であり、完成時期も踏まえて計画を再構築している最中という状況です。
クリークタワー周辺のレジデンスは、Emaar Propertiesがほとんど抑えているので、購入先はEmaar Propertiesがメインとなるでしょう。