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2025年5月1日、イングランド・プレミアリーグの名門チェルシー・フットボールクラブが、ドバイを本拠とする高級不動産ディベロッパーDAMACプロパティーズとグローバルな戦略的パートナーシップを締結したことが発表されました。この提携により、ドバイ・マリタイム・シティにて、**世界初となる「チェルシーFC公式ブランドレジデンス」**が建設されることになりました。
同日、チェルシーの女子チームはDAMACロゴが入ったユニフォームでWSL優勝試合に出場。男子チームもUEFAカンファレンスリーグ準決勝で、新スポンサーを記したユニフォームを着用して登場し、両チーム揃ってDAMACとの提携を祝う形となりました。
なぜ今、チェルシーとDAMACが手を組んだのか?
チェルシーFCは、ここ数年でブランド戦略を再構築し、アジアや中東などの新興マーケットでの影響力強化を目指してきました。2024/25シーズンでは長らくメインスポンサーが不在だったこともあり、今回のDAMACとの契約は短期ながら注目を集めています。
一方、DAMACは高級不動産を専門とする中東を代表するディベロッパーで、ドナルド・トランプ氏とのゴルフコース開発や、ヴェルサーチ、ブガッティとの共同ブランド物件など、ラグジュアリーブランドとのコラボに積極的です。今回の提携は「スポーツ×不動産×ラグジュアリー」という分野横断型の新たな試みとなっています。
DAMACとは?創業者や企業の特徴をご紹介
DAMACは、2002年にフセイン・サジワニ氏によって創設された企業です。サジワニ氏はアラブ首長国連邦の実業家で、以前はアメリカ軍向けの食品ビジネスで成功を収め、その後不動産に転身しました。
DAMACグループは、以下のような特徴を持っています。
- 世界中で高級住宅、リゾート開発、マスタープラン開発を手がける
- 「デザイン性」「ブランド性」「資産価値の高さ」を軸に開発
- 家族経営で、サジワニ一族が役員の中核を担っています
- ユニークで派手なマーケティング戦略を展開し、世界中の富裕層にアプローチ
チェルシー・レジデンスとは?物件の特徴と立地
今回発表された「チェルシー・レジデンス by DAMAC」は、ドバイ・マリタイム・シティの海沿いに誕生する、チェルシーFC公認のブランデッドレジデンスです。
主な特徴は以下の通りです。
- 総戸数1,400戸以上。すべての部屋がウォーターフロントビュー
- チェルシーFCのブランドを活かした内装、施設、アート演出
- インフィニティプール、屋上サッカーピッチ、フィットネスジム、スパ、キッズエリアなど充実のアメニティ
- 高級リゾートのような共用スペースと、居住者向けのプレミアムサービス
- Dubai Maritime Cityは再開発中で、将来的な地価上昇が見込まれる注目エリア
CHELSEA RESIDENCES(チェルシー・レジデンス)
日本人海外不動産投資家にとっての影響と見解
今回の提携は、日本人投資家にとっても多くのメリットがあります。
ブランド価値による資産性の向上
チェルシーFC公式レジデンスという希少性により、将来的な売却時のプレミアムや短期民泊向け高収益化が期待できます。
エリアの将来性と価格上昇余地
Dubai Maritime Cityは今後の海洋都市化計画により注目が集まっており、周辺開発が進む中で土地の価値が上昇する見込みです。
購入のしやすさと法整備
ドバイでは外国人の不動産購入が合法で、名義取得や資金移動の自由度が高く、税制面でも有利な条件が整っています。
他国との比較優位
タイ、トルコ、ベトナムなどと比べても、治安、通貨安定性、インフラ、利回り、再販性の観点で、ドバイ物件は高く評価できます。