フィリピン時間・フィリピン(マニラ)の現地時間と日本(東京)の現地時間
フィリピン(マニラ)の日本との時差
- タイムゾーンの名称:PST フィリピン時間
- 協定世界時との時差:UTC+8
- 日本との時差:JST-1
日本時間の1時間前がフィリピン(マニラ)の時間です。日本時間17時であれば、フィリピン(マニラ)時間は16時となります。
サマータイムの導入
フィリピンでは、サマータイムが導入されていません。
フィリピン(マニラ)の日の出・日の入り時間※フィリピン(マニラ)の現地時間
時差を使うときに押さえる点
- フィリピン標準時はUTC+8。日本標準時はUTC+9なので、日本のほうが1時間進んでいます。
- 公式の時刻はフィリピン気象庁(PAGASA)が「Philippine Standard Time」として掲示しています。トップページに秒まで表示されます。
- 夏時間の切り替えは1990年7月を最後に行われていません。差は一年を通して1時間で固定です。
- 国内の時刻は1つ。マニラもセブもダバオも同じ時刻で動きます。
- 勤務時間はほぼ丸ごと重なります。日本の9時から18時は、現地の8時から17時にあたります。
1時間という差の中身
フィリピンの標準時は協定世界時(UTC)より8時間進んだUTC+8です。日本標準時はUTC+9ですから、その差は1時間。日本が正午のとき、マニラは午前11時になります。時計の針を1つ戻すだけで済むので、海外とのやり取りとしては最も扱いやすい部類です。
| 日本(東京) | フィリピン(マニラ) | 現地の様子 |
|---|---|---|
| 午前7時 | 午前6時 | まだ早朝。連絡は控える |
| 午前9時 | 午前8時 | 始業の時間帯に入る |
| 午前11時 | 午前10時 | 午前の業務が動いている |
| 正午 | 午前11時 | 昼休みの前 |
| 午後2時 | 午後1時 | 昼休みが明けたころ |
| 午後5時 | 午後4時 | まだ勤務時間の中 |
| 午後6時 | 午後5時 | 終業のころ |
| 午後9時 | 午後8時 | 帰宅後の時間帯 |
1時間はうっかり見落としやすい幅でもあります。「10時に」と口頭で決めたときに、どちらの時刻を指しているかが曖昧なまま話が進み、片方が1時間待たされる。時差が大きい国では起きにくい取り違えが、むしろこの幅では起きます。
公式の時刻はPAGASAが掲示している
フィリピンの標準時を扱っているのは、科学技術省(DOST)の下にある気象天文庁、PAGASAです。トップページの右上に「Philippine Standard Time」が秒単位で表示され、その下に現地の日付が出ます。手元の時計が合っているかを確かめたいときは、ここを見るのが早道です。

上のキャプチャを撮った時点で、現地は2026年9月15日の午後8時43分でした。同じ瞬間の日本時間は9月15日の午後9時43分です。UTC+8とUTC+9の差が、そのまま1時間として出ています。
夏時間は1990年7月を最後に使われていない
フィリピンで夏時間が実施されていないことはよく知られていますが、過去には何度か導入されています。タイムゾーンの記録を管理しているIANAタイムゾーンデータベースには、実施された期間が布告番号つきで残っています。
| 実施期間 | 根拠となった布告など |
|---|---|
| 1936年10月31日〜1937年1月15日 | Proclamation No. 104/Proclamation No. 126 |
| 1941年12月15日〜1945年11月30日 | Proclamation No. 789/Proclamation No. 20 |
| 1954年4月11日〜1954年6月4日 | Proclamation No. 13/Proclamation No. 33 |
| 1977年3月27日〜1977年9月21日 | Proclamation No. 1629/Proclamation No. 1641 |
| 1990年5月21日〜1990年7月28日 | National Emergency Memorandum Order No. 17/Executive Order No. 415 |
1990年の実施は電力危機に対応したものでした。それ以降、夏時間は使われていません。定例の会議を一度決めたら、春と秋に時刻を調整し直す必要がないということです。ヨーロッパや北米を相手にするときとの、はっきりした違いになります。
国内に複数の標準時はありません。マニラのあるルソン島も、セブも、ミンダナオのダバオも同じ時刻です。国土が南北に長い国ですが、時刻の読み替えは不要です。
連絡と送金は「重なる時間」で片づく
1時間差の利点は、両国の勤務時間がほぼ丸ごと重なることです。日本の9時から18時は、現地の8時から17時にあたります。早朝や深夜を使わずに、その日のうちに往復のやり取りを終えられます。
| 用件 | 日本時間の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 電話・オンライン会議 | 10時〜17時 | 現地は9時〜16時。始業直後と終業間際を外せる |
| メールの送信 | 午前中 | 現地でもその日の午前に届く。当日の返信が期待できる |
| 書類の締め切り設定 | 現地時間で指定 | 1時間差は取り違えても会話が成立してしまう。どちらの時刻かを必ず添える |
| 送金の実行 | 日本の午前 | 現地の営業時間内に着金の確認を頼める |
| 現地視察の移動 | 午前便を選ぶ | 到着日の午後を内見に充てられる |
送金のタイミングは、時差だけで決まるわけではありません。着金までの日数は経由する銀行の数と締め切り時刻で変わります。海外送金は何日かかるかで、決済日から逆算する組み立て方をまとめています。
マニラはどのあたりにあるのか
時差の感覚をつかむには、国の輪郭も一緒に見ておくと早くなります。外務省の基礎データによると、フィリピンの面積は298,170平方キロメートルで日本の約8割、7,641の島々からなります。人口は1億1,272万9,484人(2024年フィリピン国勢調査)です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標準時 | UTC+8(日本より1時間遅い) |
| 夏時間 | 1990年7月を最後に実施されていない |
| 国内の標準時 | 1つ。全土が同じ時刻 |
| 首都 | マニラ(首都圏人口約1,400万人、2024年フィリピン国勢調査) |
| 面積 | 298,170平方キロメートル(日本の約8割)。7,641の島々 |
| 人口 | 1億1,272万9,484人(2024年フィリピン国勢調査) |
| 公用語 | フィリピノ語および英語 |
| 時刻の公式掲示 | PAGASA(科学技術省 気象天文庁) |
公用語に英語が入っている点は、時差と並んで実務に効きます。勤務時間がほぼ重なり、かつ英語でやり取りできるため、現地の不動産会社や管理会社との連絡は、他の投資先より手間が少なく済みます。物件そのものの見方はマニラ不動産投資の記事にまとめています。
渡航の日に効いてくる1時間
成田や羽田からマニラへ向かう便は、飛行時間がおよそ4時間半から5時間です。ここに1時間の時差が重なるため、航空券に並ぶ数字は実際の所要時間より1時間短く見えます。午前9時に発つ便の到着表示が午後1時ごろになる、といった具合です。逆に帰国便では、表示上の所要時間が1時間長くなります。乗り継ぎを組むときに、この見え方の違いで余裕時間を読み違えないようにしてください。
現地で受け取る書類の日付にも同じ注意が要ります。契約書や領収書に入る日時は現地時間です。日本時間の深夜に手続きをすると、現地ではまだ前日の夕方という状況が起こります。決済日を厳密に合わせる必要がある取引では、どちらの暦日を基準にするかを契約書の側で決めておくのが確実です。
時差が小さいことは、運用の手間に直結する
海外の物件を持つと、購入したあとのほうが連絡の回数は増えます。入居者の入れ替わり、修繕の見積り、管理費の請求、年に一度の税の手続き。そのたびに現地の管理会社とやり取りが発生します。時差が5時間や8時間あると、質問を投げてから回答が返るまでに実質1日が失われます。1時間差なら、午前に送った質問の返事をその日の午後に受け取り、追加の確認まで同じ日のうちに済ませられます。
この差は、急ぎの判断が要る場面ではっきり出ます。入居者から設備の故障が報告され、修繕の可否を当日中に決めなければならない、といったときです。現地が深夜であれば翌日まで動けませんが、勤務時間が重なっていれば電話1本で片づきます。利回りの計算には出てこない要素ですが、運用を続けられるかどうかを左右する部分です。
もう一つ、記録の残し方にも影響します。写真や動画には撮影機器の時刻が入ります。日本の端末をそのまま持ち込むと、現地で撮った内見の写真に日本時間が刻まれ、あとから現地の記録と突き合わせるときに1時間ずれます。滞在中は端末の時刻設定を自動取得にしておくのが簡単です。
よくある質問
フィリピンと日本の時差は何時間ですか
1時間です。フィリピン標準時はUTC+8、日本標準時はUTC+9で、日本のほうが1時間進んでいます。
サマータイムで時差は変わりますか
変わりません。フィリピンで夏時間が実施されたのは1990年5月21日から7月28日までが最後で、それ以降は行われていません。
セブやダバオも同じ時刻ですか
同じです。国内に複数の標準時はありません。
公式の現地時刻はどこで確認できますか
PAGASA(科学技術省 気象天文庁)のトップページに「Philippine Standard Time」として秒単位で表示されます。
日本からいつ連絡すればつながりますか
日本時間の10時から17時が目安です。現地は9時から16時にあたり、始業直後と終業間際を避けられます。
フィリピンの祝日は日本と重なりますか
重なりません。フィリピンには独自の祝日があり、年によって日付が動くものもあります。時差が小さくても、相手が休みであれば連絡はつきません。締め切りを設定する前に、現地の祝日カレンダーを確認してください。
現地の銀行や役所の営業時間は日本と同じですか
おおむね平日の日中ですが、窓口の締め切りは機関ごとに違います。送金の着金確認や書類の受け取りを当日中に済ませたい場合は、現地時間の午後3時より前に動き出すと余裕が取れます。
飛行機の到着時刻は現地時間ですか
航空券に表示される出発・到着の時刻は、いずれもその空港の現地時間です。マニラ着の便では、日本時間から1時間を引いた時刻が表示されます。
このページで参照した一次情報
- PAGASA(フィリピン気象天文庁)トップページ「Philippine Standard Time」 https://www.pagasa.dost.gov.ph/
- 外務省「フィリピン共和国 基礎データ」 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/philippines/data.html
- IANA タイムゾーンデータベース(asia ファイル、Philippines の節) https://github.com/eggert/tz/blob/main/asia
