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2025年4月3日、米経済誌フォーブスが発表した「世界長者番付2025年版(Forbes World’s Billionaires List)」に、フィリピンから過去最多となる15人の富豪がランクインしました。
中でも注目は、不動産開発大手「Vista Land & Lifescapes」の会長であるマヌエル・ビリヤール(Manuel Villar)氏が、フィリピン国内で最も裕福な人物として世界117位にランクインしたことです。
ニュースのポイント
- 発表日:2025年4月3日
- フィリピンのランクイン富豪数:15人(前年より増加)
- トップは不動産王マヌエル・ビリヤール氏
- 資産額:172億ドル(約2兆5,000億円)/世界117位
- 関連企業:Vista Land, VistaREIT, Vistamalls, AllHome, AllDay Martsなど
他にも以下のような企業オーナーが続きます。
順位(世界) | 氏名 | 事業内容 | 資産額(ドル) |
---|---|---|---|
227位 | エンリケ・ラソン Jr. | 港湾・カジノ | 109億ドル |
979位 | ラモン・アン(サンミゲル) | 食品・エネルギー | 37億ドル |
1,219位 | ルシオ・タン(LT Group) | 飲料・航空・金融 | 30億ドル |
2,110位 | アンドリュー・タン(AGI) | 不動産・酒類・観光 | 16億ドル |
日本人富豪とどう違うのか?
2025年版フォーブス長者番付での日本のトップ富豪は、ユニクロ創業者の柳井正氏で、世界ランキングでは世界60位前後です。彼の資産額はおよそ280億ドル(約4兆円)と、ビリヤール氏よりおよそ1.6倍多いものの、不動産を主軸に資産を築いた点ではビリヤール氏が特異といえます。
氏名 | 資産額(ドル) | 主な事業領域 |
---|---|---|
柳井正 | 約280億ドル | アパレル(ユニクロ) |
滝崎武光 | 約240億ドル | 半導体製造装置 |
永守重信 | 約85億ドル | 電気機器(日本電産) |
日本の富豪の多くは製造業やテクノロジー企業が中心ですが、フィリピンでは不動産と消費関連が中心。これは、国内需要の拡大と都市化の進展が富を生み出している証拠とも言えます。
用語解説
- REIT(リート):投資家から資金を集めて不動産に投資し、その収益を分配する仕組み。日本でもJ-REITとして知られる。
- 資産総額(Net Worth):株式、不動産、現金などすべての資産から借金などを差し引いた合計。
- Vista Land:フィリピンの住宅・都市開発最大手。郊外都市や中間層向けの住宅建設に強み。
ニュースの見解
今回のニュースは、フィリピンの都市部不動産市場が成長フェーズにあることを裏づける強力な指標です。特に注目すべきは以下です。
Vista Landが主導する開発エリアに注目
- フィリピンの新興住宅都市やショッピングモール開発エリアは、将来的な不動産価値の上昇が見込まれる。
- マニラ首都圏外(例:カビテ、ラグナ、パンパンガなど)での投資が狙い目。
不動産投資信託(VistaREIT)経由での間接投資も視野に
- 日本の証券会社を通じて、VistaREITに投資することも可能な場合がある。
東南アジアの富裕層増加は、中長期的に物件需要を押し上げる
- 富裕層の台頭は、住宅や高級コンドミニアムの開発・需要を継続的に支えます。
不動産でフィリピン一の富豪となったビリヤール氏の躍進は、市場の健全な成長と民間主導の都市開発の成功例として、日本人投資家にとっても学びの多いニュースです。今後も都市開発に関わるローカル企業との連携や、地元富裕層向けの物件開発エリアに注目していくことが成功の鍵となるでしょう。