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2025年8月15日(金)夜、フィリピン・マニラ市内で日本人2人がタクシーを降車した直後、銃で襲撃され死亡する事件が発生しました。フィリピンの日本大使館は17日(日)にこの事実を発表し、同時に在留邦人や渡航者に対して改めて注意を呼びかけています。

大使館によると、襲撃犯はタクシーから降りた日本人2人に接近し銃撃、その後バイクで逃走しました。犯人は所持品を奪って逃げたとされ、強盗目的の犯行と見られています。被害者の年齢や性別は公表されていません。

事件を受けて大使館は現地警察と連携し、犯行の背景や動機の解明を進めているとしています。

背景と過去の事例

近年、マニラでは邦人を含む外国人を狙った路上犯罪が増加しています。2024年10月以降、日本人が強盗被害に遭い負傷するケースが相次いで報告され、2025年5月には日本食レストランに2人組が押し入り、金品を奪う事件も発生しました。

このような事件は偶発的な強盗だけでなく、組織犯罪や薬物依存者による無差別的な犯行が混在していると指摘されています。日本人が狙われやすい背景には、「現金を多く持ち歩く」「英語が不得意で対応に遅れる」「防犯意識の差」などが挙げられます。

用語解説

  • 路上強盗:通行人を狙った強奪事件。銃や刃物を用いるケースもあり、抵抗すると生命の危険が高まる。
  • 注意喚起:在外公館が邦人に向けて発表する公式警告。事件発生時や治安悪化の際に出される。

ニュースの見解

今回の事件は、フィリピンの首都マニラにおける治安リスクを改めて浮き彫りにしました。海外不動産投資を検討する日本人投資家にとって、現地の治安は資産価値や賃貸需要に直接影響する要素です。

特にマニラ中心部は経済成長と都市開発が進む一方で、路上犯罪や武装強盗のリスクも高止まりしています。今後の投資判断では以下の点が重要になります。

  • 投資対象エリアの「治安マップ」を確認すること
  • コンドミニアムやゲーテッドコミュニティ(警備付き住宅街)など、防犯体制が整った物件を選ぶこと
  • 管理会社のセキュリティ対応を事前に調査すること
  • 保険や緊急時のサポート体制を確保すること

治安リスクは経済成長の裏側に存在する現実的な課題であり、投資判断では「高い利回り」と「安全性」のバランスを冷静に見極める必要があります。

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