「海外不動産の買い方を教えてください。」
「海外不動産は、どうやって購入するものですか?」
「海外不動産購入の流れを教えてください。」

海外不動産投資・海外不動産の購入を検討した場合に、買い方について、どうやって買えばいいものなのか?わからないという方も少なくありません。今回は、海外不動産の買い方。海外不動産はどうやって購入するのか?について丁寧に解説します。

海外不動産の買い方。海外不動産の購入の流れ

基本的には、日本国内の不動産を購入する時と、大まかな流れは同じです。

新築物件(海外不動産「オフプラン」の場合)

契約主体は、販売するディベロッパーと契約する

  1. 購入物件を選ぶ
  2. モデルルームを見学する
  3. 購入したい部屋を決める
  4. 購入金額、ローン、支払いタイミングなどの詳細条件を確認する
  5. 購入申し込みをする(申込の証拠金・デポジットを払う)
  6. 契約をする(契約書の締結)
  7. 契約時に支払いお金を入金する
  8. 残金を支払う
  9. 物件が完成する(不動産登記が行われる)
  10. 引き渡し
  11. 不足している内装・インテリアをそろえる
  12. 引っ越し・または賃貸で貸す

中古物件(海外不動産「レディプラン」の場合)

契約主体は、不動産会社経由で売主と契約する

  1. 購入物件を選ぶ
  2. 内見をする
  3. 購入金額、ローン、支払いなどの詳細条件を確認する
  4. 価格交渉をする
  5. 購入申し込みをする(申込の証拠金・デポジットを払う)
  6. 契約をする(契約書の締結)
  7. 契約時に支払い購入金額を全額入金する
  8. 不動産登記を変更する
  9. 引き渡し
  10. 引っ越し・または賃貸で貸す

日本国内の不動産と海外不動産の買い方での違うポイント

1.ローンと分割払いの違い

国内不動産の場合

日本在住の日本人であれば

  • 新築物件 → 住宅ローン・不動産担保ローンでお金が借りられる(最大10割以上)
  • 中古物件 → 住宅ローン・不動産担保ローンでお金が借りられる(最大10割以上)

購入する不動産を担保にして、お金が銀行やノンバンクで借りられるため、自己資金は1割程度あれば十分という状態になります。

海外不動産の場合

現地に移住している方であれば

  • 新築物件(オフプラン) → 現地の住宅ローンでお金が借りられる可能性がある
  • 中古物件(レディプラン) → 現地の住宅ローンでお金が借りられる可能性がある

現地に移住していない方(日本在住の方)であれば

  • 新築物件(オフプラン) → 現地の住宅ローンでお金が借りられない
  • 中古物件(レディプラン) → 現地の住宅ローンでお金が借りられない

のが一般的です。

しかし、海外では

  • 新築物件(オフプラン) → 完成までの分割払いが一般的(建設期間が6年~7年で分割払い)

ですので、住宅ローンを借りなくても、分割払いなので毎月の支払い額は、ある程度抑えることが可能になります。

  • 中古物件(レディプラン) → 契約時の一括払いが一般的

ですので、資金がないと購入することができません。

日本在住の方で、海外不動産を購入する場合は、「ローンを組む」という手続きが発生しないという違いがあります。

2.内装・設備の違い

日本の新築マンションの場合は

  • 購入時点で、複数の設備や内装から気に入ったものを選ぶ
  • 完成時は、それに合わせて工事が進んで、完成された状態で引き渡し

というのが一般的です。

海外の新築物件(オフプラン)の場合は

  • Fully-Furnished:ソファや家具なども含めた家具付き物件
  • Semi-Furnished:トイレ・キッチン・収納などの最低限の設備がある物件
  • Unfurnished:完全にスケルトンで何もない状態の物件

という違いがあります。

また、Semi-Furnished、Unfurnishedの状態は、ディベロッパーによって異なります。

購入したと思ったら「Unfurnished」で、完全にコンクリートむき出しで何の設備もない状態だったとしたら、驚くことはもちろんですが、それ以上に、トイレ・キッチン・家具・壁紙・照明などをそろえるのに、結構なコストが発生してしまいます。

海外不動産のオフプランを購入する場合は

  • どこまで設備が整っているのか?
  • どこまで家具が整っているのか?

をチェックする必要があります。

海外不動産のレディプラン(中古物件)の場合は、自分で目視できるので、内見時に、どこまで家具を残すのか?を確認すると良いでしょう。

3.対応する人の違い

日本の不動産の場合

  • 新築物件 → ディベロッパー、もしくは不動産会社経由でディベロッパーとやり取り
  • 中古物件 → 不動産会社経由で売主とやり取り

する形になります。

海外不動産の場合も、基本は同じですが

  • 新築物件(オフプラン) → 現地のディベロッパー、もしくは現地の不動産会社経由で現地のディベロッパーとやり取り
  • 中古物件(レディプラン) → 現地の不動産会社経由で売主とやり取り

現地の不動産会社や現地のディベロッパーとのやり取りは「英語が基本」となります。

英語が堪能であれば、問題はありません。また、現地の不動産会社やディベロッパーに日本人スタッフが在籍していれば日本語で問題ありません。

しかし、英語が苦手な方の場合、かつ現地の不動産会社やディベロッパーに担当してくれる日本人がいない場合は、日本人の海外不動産エージェントを挟まなければならないため

  • 新築物件(オフプラン) → 日本人の海外不動産エージェント経由で現地のディベロッパー、もしくは、日本人の海外不動産エージェント経由で現地の不動産会社経由で現地のディベロッパーとやり取り
  • 中古物件(レディプラン) → 日本人の海外不動産エージェント経由で現地の不動産会社経由で売主とやり取り

となり、若干関係者が増えてしまうのです。

情報の流れも複雑化してしまうため、どうしても、欲しい情報が手に入らない、情報伝達のミスが起きてしまうリスクがあります。

4.送金・支払方法の違い

日本の場合は、

  • ローンの場合 → 銀行が売主に直接支払い
  • キャッシュでの支払いの場合 → 銀行送金で売主に支払い

というケースが多いです。

海外不動産の場合

  • 日本の銀行から、海外のディベロッパーや不動産会社の銀行に送金する
  • オンラインバンキング(WISE)を利用して、海外のディベロッパーや不動産会社の銀行に送金する
  • クレジットカードで支払う
  • ビットコインなどの暗号資産で支払う

など、いろいろな方法を取ることができます。

注意が必要なのは、海外不動産の場合、送金手数料も、バカにならない金額になってしまうため、想定していないコスト負担があるということになります。

送金額の1.0%程度は、送金手数料になってしまうことに注意が必要です。

まとめ

海外不動産の買い方も、国内不動産の買い方も、大まかな流れは同じです。

違いがあるのは

  • ローンと分割払いの違い
  • 内装・設備の違い
  • 対応する人の違い
  • 送金・支払方法の違い

です。

海外不動産エージェントをうまく活用して、スムーズな取引をしましょう。

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