「海外不動産に少額から投資することはできますか?」
「おすすめの海外不動産クラウドファンディングを教えてください。」
海外不動産では、やはり大きな壁は「投資資金が大きいこと」「ある程度ミドルリスクミドルリターンの投資なので、いきなり踏切れないこと」が大きなデメリットとなっています。
そこで、海外不動産を小口化して、少額から投資できるようにしているのが海外不動産クラウドファンディングです。今回は、海外不動産クラウドファンディングおすすめ業者をランキング形式で紹介します。
海外不動産クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは
「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」仕組みのこと
をいいます。
クラウドファンディングで思いつくのは「Campfire」や「Makuake(マクアケ)」などの、新しい商品開発やボランティア活動への小口の出資で、返礼品を受け取るスタイルのモノかもしれませんが、クラウドファンディングにはいくつか種類があります。
クラウドファンディングの種類
- 購入型クラウドファンディング:出資した見返りに商品を受け取るもの
- 寄付型クラウドファンディング:プロジェクトに対して寄付をするもの
- 融資型クラウドファンディング:融資をして、利息をもらうもの
- 株式投資型クラウドファンディング:非公開株を購入するもの
- ファンド型クラウドファンディング:特定の事業に対して、出資をし、金銭的なリターンを受け取るもの
です。
海外不動産クラウドファンディングは「ファンド型クラウドファンディング」に該当します。
クラウドファンディング事業者が、海外の不動産(マンションなど)を購入し賃貸運用したり、海外の土地を購入して、ディベロップメント(開発)を行い、完成したら売却をするプロジェクトなど、様々な不動産事業に対して、資金を小口で出資者を集める方式です。出資者には、あらかじめ決められた金銭的なリターンが出資額に応じて支払われる仕組みとなっています。
海外不動産クラウドファンディングの例
TECROWD「テクラウド」の実際の事例
スリランカのカトゥナーヤカというところに建設される「COLOMBO INTERNATIONAL AIRPORT HOTELS」のプロジェクトです。鉄筋コンクリート造:地上8階、地下1階で、153室のホテルが建設されます。
このプロジェクトは
- 募集金額:624,900,000円
- 利回り:年率10.80%
- 運用期間:35カ月
- 最小投資額:100,000万円
となっています。
これを見るとわかる通りで
- 10万円という少額から海外不動産投資ができる
- 利回りは、海外不動産投資としても、十分に高利回り
というメリットがあります。
反面デメリットとしては
- 投資元本が保証されるものではない
- 海外の不動産投資に関する知識がないとリスクが想定できない
点です。
このように海外不動産投資を10万円程度の少額からチャレンジできるのが「海外不動産クラウドファンディング」ということです。
海外不動産クラウドファンディングおすすめ業者ランキング
TECROWD(テクラウド)
海外不動産案件
サービス名 | TECROWD(テクラウド) |
---|---|
海外不動産案件の割合 | 多い/100%海外案件 |
海外不動産案件の数 | 普通/月1案件程度 |
海外不動産案件の利回り | 高め(7%~12%) |
公式 | 公式サイト |
基本情報
サービス名 | TECROWD(テクラウド) |
---|---|
運営会社 | TECRA |
投資先 | 海外不動産 |
期待利回り/最低 | 年7.0% |
期待利回り/最高 | 年11.1% |
最低投資金額(1口) | 100,000円 |
募集方法 | 先着 |
運用期間 | 3~30カ月 |
累積案件数 | 築年数,住所,面積,該当国のマーケット情報,最寄りからの時間 |
累積募集金額 | - |
正常償還率 | - |
運用手数料 | なし |
公式 | 公式サイト |
TECROWD(テクラウド)がおすすめの理由
TECROWD(テクラウド)は、海外不動産クラウドファンディングだけに特化したクラウドファンディング事業者です。
そのため、全案件が海外不動産案件で、高利回りが狙えるクラウドファンディングとなっています。
最低投資額も、10万円からですので、気軽に投資できるクラウドファンディングとしておすすめです。
また、海外不動産の対象の国が個人で買える国とは違う国が多く、チャレンジングな投資が可能です。
クラウドバンク
海外不動産案件
サービス名 | クラウドバンク |
---|---|
海外不動産案件の割合 | やや多い/半分程度 |
海外不動産案件の数 | 多い/月30案件程度 |
海外不動産案件の利回り | 普通(6%前後) |
公式 | 公式サイト |
基本情報
サービス名 | クラウドバンク |
---|---|
運営会社 | 日本クラウド証券 |
投資先 | 不動産 |
期待利回り/最低 | 年3.0% |
期待利回り/最高 | 年8.0% |
最低投資金額(1口) | 10,000円 |
募集方法 | 先着,抽選 |
運用期間 | 3~24カ月 |
累積案件数 | 5110件 |
累積募集金額 | 1,916億円 |
正常償還率 | 100% |
運用手数料 | あり |
公式 | 公式サイト |
クラウドバンクがおすすめの理由
クラウドバンクは、不動産クラウドファンディングのクラウドファンディング事業者です。
日本の不動産プロジェクトと海外の不動産プロジェクトを両方扱っており、案件の数が多いことに定評があるクラウドファンディングです。
案件数が多く比較的安定した国(オーストラリア、カナダ、米国)のプロジェクトが多いため、利回りはそれほど高くありませんが、リスクも抑えられているクラウドファンディングと言えます。
最低投資額も、10万円からですので、気軽に投資できるクラウドファンディングとしておすすめです。
CROWD CREDIT(クラウドクレジット)
海外不動産案件
サービス名 | CROWD CREDIT(クラウドクレジット) |
---|---|
海外不動産案件の割合 | 多い/100%海外案件 |
海外不動産案件の数 | 不動産案件ではない |
海外不動産案件の利回り | 高め(6%~12%) |
公式 | 公式サイト |
基本情報
サービス名 | CROWD CREDIT(クラウドクレジット) |
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運営会社 | クラウドクレジット |
投資先 | ファンド(各種ローン) |
期待利回り/最低 | 年5.1% |
期待利回り/最高 | 年12.0% |
最低投資金額(1口) | 10,000円 |
募集方法 | 先着 |
運用期間 | 13~25カ月 |
累積案件数 | 1769件 |
累積募集金額 | 449億円 |
正常償還率 | - |
運用手数料 | あり |
公式 | 公式サイト |
CROWD CREDIT(クラウドクレジット)がおすすめの理由
クラウドクレジットは、融資型のクラウドファンディングです。
海外案件は海外案件でも、不動産プロジェクトへの投資というよりは、金融事業者への融資、中小企業へのローン、不動産ローンなどのクラウドファンディングが多く用意されています。
利回りは高めの設定で、不動産ではないにしろ、海外に投資できるというメリットがありますが、不動産プロジェクトよりは、貸し倒れリスクが大きくなる点に注意が必要です。
Bankers(バンカーズ)
海外不動産案件
サービス名 | Bankers(バンカーズ) |
---|---|
海外不動産案件の割合 | やや多い/半分程度 |
海外不動産案件の数 | 不動産案件ではない |
海外不動産案件の利回り | 高め(6%~12%) |
公式 | 公式サイト |
基本情報
サービス名 | Bankers(バンカーズ) |
---|---|
運営会社 | バンカーズ |
投資先 | ファンド(各種ローン) |
期待利回り/最低 | 年1.8% |
期待利回り/最高 | 年5.5% |
最低投資金額(1口) | 10,000円 |
募集方法 | 先着 |
運用期間 | 4~12カ月 |
累積案件数 | 490件 |
累積募集金額 | 1,318億円 |
正常償還率 | - |
運用手数料 | あり |
公式 | 公式サイト |
Bankers(バンカーズ)がおすすめの理由
Bankers(バンカーズ)は、融資型のクラウドファンディングです。
海外案件は海外案件でも、不動産プロジェクトへの投資というよりは、金融事業者への融資、中小企業へのローン、不動産ローンなどのクラウドファンディングが多く用意されています。
利回りは高めの設定で、不動産ではないにしろ、海外に投資できるというメリットがありますが、不動産プロジェクトよりは、貸し倒れリスクが大きくなる点に注意が必要です。
FUELオンラインファンド
海外不動産案件
サービス名 | FUELオンラインファンド |
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海外不動産案件の割合 | 少なめ/2割程度 |
海外不動産案件の数 | 少なめ |
海外不動産案件の利回り | 低め(3%前後) |
公式 | 公式サイト |
基本情報
サービス名 | FUELオンラインファンド |
---|---|
運営会社 | FUEL |
投資先 | 物流施設 |
期待利回り/最低 | 年2.0% |
期待利回り/最高 | 年5.0% |
最低投資金額(1口) | 10,000円 |
募集方法 | 先着 |
運用期間 | 3~24カ月 |
累積案件数 | 26件 |
累積募集金額 | 18億円 |
正常償還率 | 100% |
運用手数料 | なし |
公式 | 公式サイト |
FUELオンラインファンドがおすすめの理由
FUELオンラインファンドは、不動産クラウドファンディングのクラウドファンディング事業者です。
基本的には物流施設の不動産プロジェクトが多く、利回りも低めですが、リスクも抑えられている不動産クラウドファンディングです。
海外不動産プロジェクトも、2割程度の割合で存在しますが、こちらも利回りが低めで、海外不動産にチャレンジする意味合いが薄い点がデメリットです。
海外不動産クラウドファンディングならここがおすすめ!
結論から言えば
の2社の口座を持っておけば、海外不動産クラウドファンディングとしては、十分だと考えます。
- TECROWD「テクラウド」 → 発展途上国で高利回りが狙える
- クラウドバンク → ある程度の先進国で安定した利回りが狙える
ものとなっています。
どちらも、日本でのクラウドファンディングの正式な登録事業者ですので、安心して投資ができる点と、少額からでも投資ができる点が大きなメリットです。
やはり、まとまった金額で自分で海外不動産投資をチャレンジしたいという方は、オフプランで毎月の支払いを抑えて投資ができる国を検討すると良いでしょう。
がおすすめです。