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ドバイ首長国の首長シェイク・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム氏は、2024年6月24日に、雨水排水網の建設に82億ドル相当を費やす計画だと発表しました。

ドバイでは、雨水の排水機能が脆弱で、2024年4月16日の大雨により、多くの浸水被害が発生していました。2024年4月16日の嵐は、1949年に記録が始まって以来、UAEに最大の雨量をもたらしました。国土の大半では年間平均5.5インチから7.9インチの雨が降るが、UAE国立気象センターは、一部の地域では10インチを超える雨が降ったと報告してします。UAE政府は公式の数字を発表していないが、少なくとも4人が死亡したと報じられていました。

「雨水排水ネットワーク建設」は、この大きな被害に対する対策として進められるものです。毎秒230立方メートルの流水能力を持つトンネルの掘削などが主な工事内容となっています。

今回の「雨水排水ネットワーク建設」によって、

ドバイの雨水排水能力は

  • 700%増加
  • 1日あたり2,000万立方メートル

になると予想されています。

段階的に2033年までに完了させる予定です。

首長シェイク・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム氏は

「今後100年間の『将来の気候関連の課題に立ち向かう準備』を強化するだろう」

と付け加えています。

ニュースの見解

投資家からすると、雨水・浸水に脆弱な都市環境というのは、一つのネックではありました。今までは、とくに雨、台風、嵐などに対する対策は必要とされていなかった国ではありますが、世界規模の気候変動が起こっている現状では、ドバイといえども、今後、大きな水害に遭わない可能性はなく、実際に大きな被害が出てしまっているのです。

投資する物件に対しても、雨水・浸水に弱いと、資産価値が大きく毀損したり、修繕コストが上がる可能性も出てきます。大きな被害に対して、即時の対策をしてくれるドバイの姿勢は、歓迎するものと言えます。

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