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2025年8月14日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビで計画中の「ディズニーランド・アブダビ」が、不動産市場に大きなインパクトを与えていることが不動産専門家の分析で明らかになりました。2025年5月7日の開業発表以降、アブダビ市内の一部物件価格は一晩で最大15%上昇。例として、リーム島の3ベッドルーム物件は約180万ディルハムから250万ディルハムへ急騰しています。

このテーマパークは年間300万〜800万人の来場が見込まれ、2030年までに約3万戸の住宅が必要になると推計されています。これは、2025年に供給予定の約1.1万戸の約3倍にあたります。ディズニーランド・アブダビは中東初、世界で7番目のディズニーリゾートであり、開発・運営は地元のミラル(Miral)が担当し、ディズニー社がクリエイティブデザインとアトラクション開発を主導します。

発表後、一部デベロッパーは物件発売を延期し、価格上昇の恩恵を最大化。近隣の大型エンタメ施設「Sphere」や名門校「King’s College School Wimbledon(ファヒド島)」も需要を押し上げ、ディズニーランド発表直後に完売したプロジェクトも多数報告されています。

短期賃貸市場にも影響が広がっており、ウォーターズエッジやラハビーチなど既存人気エリアではすでに短期滞在需要が高く、開業が近づくにつれ周辺エリアでの短期賃貸ライセンス取得が増えると予想されています。UAE文化観光省による短期賃貸ライセンス制度は比較的簡単で、運営会社を通じた取得が一般的です。

ニュースの見解

ディズニーランド・アブダビは、観光資源としてだけでなく、不動産市場の構造そのものを変える可能性があります。住宅需要の急増は価格・賃料の押し上げ要因となり、特に短期賃貸やリゾート型物件に強い投資妙味が生まれるでしょう。

日本人投資家にとっては、①物件価格の中長期上昇、②観光需要による短期賃貸利回りの向上、③エンタメ・教育施設との相乗効果、の3点が注目ポイントです。一方で、具体的な立地が未発表なため、早期参入時には周辺エリアのインフラ計画や開発動向を慎重に見極める必要があります。開業までの時間を活かし、既存の人気エリアやアクセス良好な開発案件を先行取得する戦略が有効と考えられます。

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