「オーストラリア不動産って買えるですか?」
「オーストラリア不動産投資ってどうなんですか?」

オーストラリア不動産の購入、オーストラリア不動産投資を検討している方もいらっしゃるかと思います。今回は、オーストラリア不動産投資、オーストラリア不動産の買い方・メリットデメリット・リスク・利回り・税金まで、徹底的に検証したいと思います。

そもそも、オーストラリア不動産は日本在住の日本人が買えるの?

購入できます。

オーストラリアでは、オーストラリアの永住権を持たない外国人については、外国投資審議委員会(Foreign Investment Review Board:FIRB)の許可があれば、オーストラリアの居住用不動産を購入することができます。

FIRB(豪州外国投資審査委員会)の規制

新築物件

  • 12カ月未満ビザ(観光ビザ等):○
  • 12カ月以上ビザ(一時居住ビザ等):○
  • 永住権:○

中古物件

  • 12カ月未満ビザ(観光ビザ等):原則×
  • 12カ月以上ビザ(一時居住ビザ等):原則△(居住目的であることが条件)
  • 永住権:○
例外
  • 政府より総合観光リゾート法(ITR)の適用を受けたリゾート特区内の物件(リゾート特区例)
  • 不動産開発業者の開発物件でFIRB(外資審議会)より 外国人に売却をする許可を得ている既存物件

更地

  • 12カ月未満ビザ(観光ビザ等):△(購入許可承認日より4年以内に建物を竣工させることが条件)
  • 12カ月以上ビザ(一時居住ビザ等):△(購入許可承認日より4年以内に建物を竣工させることが条件)
  • 永住権:○

商業用不動産

  • 12カ月未満ビザ(観光ビザ等):○
  • 12カ月以上ビザ(一時居住ビザ等):○
  • 永住権:○

※居住用不動産以外の不動産(商業用不動産など)は、FIRB(豪州外国投資審査委員会)の規制対象外

オーストラリア不動産は、外国人は、新築であればヴィラでも、アパートメントでも、不動産を所有することができます。中古物件の場合は、基本的にはできないが、例外の物件もあります。

オーストラリアという国とは?

投資先オーストラリア不動産
国名オーストラリア連邦
面積(k㎡)7,692,024k㎡
日本との比較20.4倍
人口25,500,000人
日本との比較0.2倍
首都キャンベラ
民族アングロサクソン系等欧州系が中心
言語英語
宗教キリスト教43%、無宗教38%
通貨豪ドル(AUD)
政策立憲君主制
主要産業鉱業、金融・保険業、卸売・小売業、専門職・科学・技術サービス、建設業
日本からの移動時間7.5時間
為替変動相場制
格付けS&P AAA
フィッチ AAA
ムーディーズ Aaa

概要

オーストラリア(オーストラリア連邦)は、オセアニアに位置し、オーストラリア大陸本土、タスマニア島及び多数の小島から成る連邦立憲君主制国家です。オセアニア地域のリーダー格たる国家で、オセアニアにおける政治・経済の中心的存在で人口密度も高く、広大な影響力を示している国です。

首都はキャンベラですが、最大の都市はシドニー、他の主要都市としては、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードなどがあります。

オセアニアで最大の国土面積を誇る国家であり、総面積は世界第6位として認知されています。国土は、中心部に砂漠、北東部に熱帯雨林、南東に山岳地帯など、多種多様な景観と気候をようしています。

東南アジア諸国連合(ASEAN) の盟主とされ、ASEAN本部が首都ジャカルタにありみあす。2009年以降はアメリカや中国など50か国あまりのASEAN大使がジャカルタに常駐しており、日本も2011年よりジャカルタにASEAN日本政府代表部を開設し、大使を常駐させています。東南アジアから唯一G20に参加している東南アジアの大国と言えます。

オーストラリアは、生活の質、健康、教育、市民の自由、民主主義指数、経済的自由権、世界平和度指数、および政治的権利において世界最高値の順位に立っており、さらに国内すべての主要都市が、国際的な居住性の順位で高いランクに位置しているなど、住みやすい国として知られています。

政治

立憲君主制・連邦制の国で、イギリス国王・女王と同一人物であるオーストラリア国王が国家元首とみなされています。実際には、オーストラリア総督が国王・女王の代行を務め、その権限は専ら儀式程度に限られます。

議会は二院制で、下院が金銭法案の先議権を有するほかは両院の権限は対等という仕組みになっています。首相は、大臣を任命して内閣を組織します。州政府は、強大な自治権を持っており、教育、医療、交通、警察の分野では主導的立場にあります。

経済

計画経済と市場経済の混合システムで、インフラの多くを国、州などが持っています。

世界1位(2019年)の埋蔵量を誇る鉄鉱石などを中心とした資源国でありながらも、シドニー、メルボルン、ブリスベンなど、人口が集中する近代的な都市があり、サービス業を中心とした内需が堅調に推移しており、オーストラリア経済を支えています。金融、小売、観光、教育などの第3次産業(内需関連)のサービス部門がGDP全体の約4分の3を占めています。

オーストラリア不動産が不動産投資で注目される理由・メリット

1.人口が今後も増加する予想

オーストラリアは、先進国でありながら、人口の増加が継続している数少ない国といっていいでしょう。現在の人口は、約2,600万人ですが、2060年には3,200万人まで増える予想となっています。

オーストラリアの人口



2.継続的な不動産価格の上昇が続いている

1980年代の不動sな価格推移を見ると、きれいな上昇カーブを描いています。長期的な資産のキャピタルゲインが狙えるメリットがあります。

出典:Forves

3.高いGDP成長率

オーストラリアは、先進国でありながらも、高いGDP成長率を記録しています。

オーストラリアのGDP

4.先進国の中でも経済が強い国

IMF(国際通貨基金)は、オーストラリア経済の成長は今後も続くと予測しています。

2021年、オーストラリアは前年比5.2%成長を記録。世界において第12位の経済国であることを示しました。 2022年も他の先進経済に比べてオーストラリア経済は好調に推移し、成長率は前年比3.7%でした。これは、先進国全体の成長率の約2.7%を大きく上回っています。また2023年のオーストラリア経済は1.6%成長と予測しており、これは先進国全体の成長率1.3%を上回っています。

オーストラリアの経済成長を支えているのは、外国との貿易であり、貿易の中心は、成長著しいアジアの国々で、貿易全体の75%を占めます。

つまり、オーストラリアは、先進国でありながらも、アジアの発展途上国の経済発展の恩恵を受けやすい経済構造になっています。アジア太平洋地域とは、複数の地域貿易協定を含む17の自由貿易協定(FTA)を結び、自由な貿易・交流の促進に力を注いでいます。

5.再利用エネルギー大国

資源が豊富なオーストラリアですが、再生可能エネルギーに関しても、大きなポテンシャルのある国です。

国土が大きく、周りが海に囲まれているため、太陽光発電システム、風力発電システムの設置ポテンシャルが高く、かつリチウムなどの重要な鉱物も取れる国です。

世界一人あたりの太陽光発電量はすでに世界最大で、今後の世界の再生可能エネルギーのリーダーとなる可能性があるのです。

6.富裕層が多い

オーストラリアの人口は、国土に対しては、少ない2,600万人しかいません。しかし、消費は活発で、世界でも豊かな中間所得層を抱えている国です。高所得者の世帯数は、世界6位と富裕層が多いことでも知られており、高級不動産の購入者が多いのも魅力の一つです。

7.移住しやすい国

オーストラリアは、移住しやすい国としても知られています。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit:EIU)が毎年、発表しているGlobal Liveability Ranking「世界住みやすい都市ランキング」でも、2023年度は

  • 3位:オーストラリア・メルボルン
  • 4位:オーストラリア・シドニー

ちなみに

東京は15位、大阪は8位ですので、日本よりも住みやすい都市、住みやすい国として認知されています。

不動産投資としても、自分が移住する、将来移住する都市としても、オーストラリアは、おすすめということになります。

8.先進国への投資という海外不動産に対する資産分散が可能

海外不動産投資をする場合、多くの対象は

これからキャピタルゲインが狙える発展途上国

となります。

当サイトでおすすめしている国も、エジプト、フィリピン、マレーシア、ドバイと、ドバイはある程度の発展が見込める国ですが、多くは発展途上国です。

複数の国に投資するのであれば、ポートフォリオの一つとして、先進国への投資も検討したいところです。オーストラリアは、先進国でありなら、キャピタルゲインが狙える数くない投資先として、選択肢に上がります。

9.透明性の高い整備された法体系

オーストラリアは、先進国ですから、日本のように不動産に関する法体系がしっかりしています。

発展途上国では、登記などの法整備があやふやで、トラブルに発展することも多いです。購入したはずなのに、所有権を持てていないなど、先進国では考えられないことも起こりうるのです。

その点、オーストラリアは、不動産種痘に関する法体系が整備されていて、透明性の高いものとなっています。

安心して投資できるのも、オーストラリア不動産のメリットです。

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